
岩手県盛岡市 赤武酒造 赤武AKABU
今や人気蔵元の一つ赤武AKABU。柔らかさの中にある綺麗で印象的な味わい、今の日本酒のレベルを象徴する一本といっていいと思います。造り手はなんとまだ20代で、その感性でとらえていく日本酒はその未来をも造ってくる。この蔵はもともと岩手県沿岸部の大槌町にありましたが、東北大震災で大津波の被害を受け蔵建物も全てを流されました。新規一転再スタートを決め、盛岡市内に蔵を移し、醸造経験の無い若い蔵人が中心で再生をした蔵元です。 その蔵は盛岡駅からタクシーで10分程度、郊外の大型倉庫などある地区の一角にあります。
蔵は酒造り以外の全ては古舘社長が務める。人を包みこむような温かさは会社の強い求心力である。そして酒造りは息子さんの古舘龍之介さんに全てを任せる体制で。
龍之介さんは東京農業大学・醸造科出身で学生時代には利き酒チャンピオンを取ったという能力の持ち主、彼の才能に全てを賭け、その周りをこれまた若い蔵人で固め(女性蔵人も数人在籍)新生蔵元は動き出した。早くも2年目には全国からの引き合いが強く始まり、当店も3年目からのお付き合い2016年~で5年目となります。

お酒造りは岩手の代表となるお酒という目標があって造っている。そのためオール岩手県の酵母を使い、山田錦・雄町・愛山などの県外のお米も使っているが、あくまで主軸は岩手県産の米と決めている。
環境は、県の酒造技術センターまで1分の距離なので先生にアドバイスを受けやすい環境をフルに活用。
部屋の衛生面が大事と、麹室と搾り器は専用の部屋にしてあり、衛生面に気を遣っている。搾り後はプレートヒーターで即火入れ→瓶貯蔵→ 冷蔵庫でマイナス5度貯蔵。
【定番酒】
F(エフ)赤武の考える日常酒。この価格でこの味わい、綺麗な香りと甘み、吟醸仕込みなので切れの鮮やかさは印象的。
純米酒今の日本酒レベルを象徴する1本。軟水の良さが全面に出てグイグイ印象を少しづつ広げながら入ってくる。
純米吟醸ここまで香り酒を突き詰められるかと思わせる。香りは軽快で甘味はとてもクリア、口の中ではミネラルが跳ね返る。最後の収束は優しく、酒が無くなったかのよう。
純米大吟醸その一滴でとりこになる。繊細で澄んで、程良い辛味と酸味で収束していく。日本酒ファンがこういうの飲みたい、そんなところを瑞々しく造る
【冬の限定酒】
SNOWおりがらみ13度、濁りの心地よい甘味と小気味の良い酸のコンビネーション、低アルコールの優しく軽く入る様が最高です。
NEWBORN生新酒生も今の時代のトップを走るような酒質で、甘味が鮮烈で酸が細かく何度もキュキュキュと効いて、余韻長く心地よく
【春の限定酒】
純米吟醸 雄町赤武のワザが凄く引出る。芳醇なのに軽やか、綺麗に穏やかに切れて良いバランス、まだ20代の杜氏が熟練かと思うような天才ぶり感じて
【夏の限定酒】
SEA13度原酒。このアルコール度数でも印象がしっかりある! その持つ酸味とガス感でその味わいを立体的に
AIR12度でその美味しさが味覚神経の中枢まで響きこんで高インパクト!究極の低アルコール原酒
夏霞綺麗な甘味を濁り酒火入れで、それを維持するのが難しいところを杜氏の素晴らしい技術でクリア
【秋の限定酒】
ひやおろし”モダニズムひやおろし”食に合わせられるような甘味、そして膨らみキュンキュン入っていく
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