【~Thomas de Marne / トマ・ド・マルネ訪問記:2025年7月8日火曜日午後~】
フランス:シャンパーニュ地区 オーブ県
【インポーター資料より抜粋】
「Thomas de Marne / トマ・ド・マルネは、シャンパーニュ地方の南、オーブ県ヴィレ・シュール・アルス村に拠点を構える生産者です。この地域は、伝統的なシャンパーニュの中心地からやや離れていますが、自由な発想と果敢な挑戦を厭わない新世代のシャンパーニュ生産者が集まり、力強いムーブメントを牽引しています。その中心にいるのが、ヴェット・エ・ソルベのベルトラン・ゴトロ氏です。彼は先駆者としてだけでなく、新たに挑戦する生産者をサポートすることで知られています。これにより、従来は協同組合にブドウを販売していた栽培家たちが、代替わりを機に自らワイン造りを始めるようになりました。ヴァレリー・フリゾンも、ゴトロ氏にインスパイアされて誕生した生産者の一人です。」
世界的にも名高い「シャンパーニュ」の産地
Thomas de Marne / トマ・ド・マルネのドメーヌは、シャンパーニュ地方の南部の都市「トロワ」から車で約40分の場所にあります。シャブリに近い小さな村ですが、世界的にも名高い「シャンパーニュ」の産地であるため、小規模から中規模のワイナリーが林立し、周囲は一面のブドウ畑に囲まれています。 ここもまた、典型的な小規模生産者です。造り手のトマ・ド・マルネさん(42歳)は年齢よりも若く見える彼に案内され、早速3カ所のブドウ畑を見学しました。
革新的な試み
【ブドウ畑の特徴】
訪れた畑は、いずれも風通しが良く、日当たりの良い斜面に位置しています。この地域はピノ・ノワールの栽培に適した粘土質土壌が特徴で、周辺の生産者はほぼピノ・ノワールのみを栽培しています。しかし、トマさんはそれに満足せず、シャルドネの生産を増やし、来年からはピノ・グリなど、シャンパーニュで認められている7品種の栽培にも挑戦する予定です。彼はさらなる個性を追求し、革新的な試みを続けています。
畑の土壌は、約1億5千万年前の「キンメリジャン」地層と、約1億年前の「ポルトランディアン」地層に分かれます。
◆キンメリジャン:粘土が豊富で、繊細かつジューシーな味わいと、グルメ感のあるワインを生み出します。
◆ポルトランディアン:より痩せた土壌で、根が深く張り、凝縮した塩気とミネラル感が表現されます。トマさんはこの土壌を特に好んでいます。
【栽培方法】
栽培はコルトン仕立てで、ビオディナミ農法を採用しています。ビオディナミの特徴である501剤(水牛の角に薬草を詰めたもの)を使用し、認められている石英は使用していません。
トマさんは、ブドウ畑の「森化」を計画中です。具体的には、7列ごとにブドウの木を1列抜き、木の垣根を設けることで、果樹(ポワレやりんごなど)を10メートル間隔で植える予定です。彼は、ブドウだけの単一栽培(モノカルチャー)は生態系のバランスを崩すと考え、さまざまな植物や生物が共存する環境を目指しています。
この「森化」により、ブドウの木の数は10%減少しますが、収穫量は増加すると見込んでいます。木々が日陰を作り、鳥が住み着くことで害虫を自然に駆除するなど、生態系のバランスを重視しています。
シャンパーニュの伝統とナチュラルワインの良さが融合した、独自の魅力を持つワイン
【シャンパーニュの特徴】
ヴァル・フリゾンのシャンパーニュは、2024年を除き、エクストラ・ブリュットまたはブリュット・ナチュールで仕上げられています。また、酸化防止剤無添加(サンスフル)のキュヴェも生産しています。
ピノ・ノワールを主体としたワインは、茶褐色の色合いを持ち、しっかりとしたミネラル感と柔らかな口当たりが特徴です。特に後半の滑らかさが際立ち、非常にスムーズに喉を通ります。シャンパーニュの伝統とナチュラルワインの良さが融合した、独自の魅力を持つワインと言えるでしょう。
























































