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【蔵元の資料より】

蔵のある田村町で育った「米」「木」、湧き出る「天然水」、蔵に棲みつく「微生物」、そして蔵に集う「人」が醸す。仕込みに使う木桶は、その年に私たちが自ら組み上げたばかりの「新桶」を使用。
※2年目以降の木桶はしぜんしゅOKに使用。

更に上槽後に再び仕込んだ木桶で生熟させることで、より奥深い複雑な味わいへ変化させます。低精白ですが、粕歩合をコントロールして瑞々しくきれいな味わいにするのでは無く、敢えてしぜんしゅらしくしっかりと発酵させる事でお米の旨味を引き出し、別の視点から低精白の可能性を追及。


～16代から19代へのバトン～
仁井田本家の酒造りの基本は、酒は造るものではなく、出来るもの。何も足さず、何も引かない。しぜんしゅに使う原料米は自然栽培米。このお米と天然水のみを使い、酵母も添加せずに自然の酵母でゆっくりと発酵させます。
現代の醸造技術に敬意を払い、理解しつつ、自然米、天然水、蔵の微生物が主役となって醸す、年によって変化する再現性の無い酒造りをその年の味として楽しんで頂きたいと思います。


【仕込み水】日本酒の成分中の約80%を占める水は、原料米同様にお酒の発酵に関わる重要な要素です。このぐらんくりゅに使用している仕込み水は、自社田の近くの「竹の内の井戸水」と言われる天然水(中硬水)。この天然水だからこそ、蔵の微生物（天然の酵母菌や乳酸菌など）が発酵しやすい環境を作ってくれています。

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