棚田百景のコシヒカリ「萩乃露 里山」20周年を記念して四種類の製法違い酒が発売。
その1は”四段仕込み” 甘口酒。おいしく炊きあがった”ご飯”のような”柔らかい甘味”がとても秀逸。香りも加わって飲み易い素晴らしい仕上がり
棚田百景に滋賀県で唯一選ばれた「里山(さとやま)」で栽培のコシヒカリでの酒造り、その20周年を記念して四種類の製法の違うお酒が発売。
今回は「その1 四段仕込純米酒」「その2 一段仕込純米酒」が入荷、他2タイプは後日発売になります。
「その1 四段仕込純米酒 」
通常は三段仕込みの純米酒をもう一段足して「四段仕込み」に、甘口酒になります。
おいしく炊きあがった”ご飯”のような”柔らかい甘味”がとても秀逸。香りも加わって飲み易い素晴らしい仕上がりです。
甘口といっても現代日本酒はこの程度の甘さも多く、特段”甘過ぎる”ということはありません。
その1から素晴らしい仕上がりで、このシリーズを全てコンプリートしたくなること請け合いです。
精米歩合:80% 原料米:滋賀県高島市畑地区産こしひかり100%
アルコール分:15度
製造者:滋賀県高島市 福井弥平商店
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【萩乃露 里山について 蔵元・福井弥平商店の想い】
この蔵元のある滋賀県高島市は琵琶湖沿いの北国街道沿いの街、その町すぐ近くに険しい山が近づきます。
ぐんぐん山を登っていくと、日本棚田百選にも選ばれた美しい日本の故郷のような風景が広がります。
しかしそこは、日本各地と同じように過疎化、老齢化が進み、その田を守るためにも蔵元が15年前から行っている保全のためがこの「里山(さとやま)」
農機具も使いにくい急斜面、手作業も多く、手間のかかる酒造好的米はあまりにも農家さんに負担がかかるということで「コシヒカリ」を栽培することに、
ですがその流れる水は源流で、山から湧き出たばかりの純度溢れる水を使い醸した棚田栽培、そして農薬や肥料もそれほど使わない栽培で
それを最高な環境で育て酒造用としたお酒。
そして、見てくださいこのパッケージ!お酒の持つ空気感をしっかり表しています。清涼な田の風景を見事に表現してると言えますね。
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蔵のコメント
美しい棚田の保全を目指す酒「里山」
琵琶湖の西岸、特に弊社のある高島市高島町周辺には棚田が多く存在します。
琵琶湖と山が近接し平地が少ないため、先人は山を切り開き田んぼを作りました。
棚田の広がる風景は絵物語のような美しさ。
懐かしく感じる日本の原風景で、四季折々に変化する景色は自然と共生する人の営みが生み出す美しさです。
中でも当地の「畑(はた)の棚田」は359枚、15.4haの棚田が広がる滋賀県唯一の「日本の棚田百選」。
標高差は100mに及び、かつては山頂まで棚田が連なり、秋には実った稲穂で山全体が黄金色に染まって見えたそうです。
このGWも絶景を求めたくさんの方が訪れていました。
その一方で棚田特有の作業環境の厳しさ、野生動物による農作物被害、栽培効率の低さなどにより耕作放棄田が年々増え、棚田は存続の危機に瀕しています。
棚田は豊かな生態系を維持し、ダムとして自然災害防止機能を持つなどの役割を持っており、棚田の荒廃で様々な問題が起こることが予想されます。
昨今住宅地に野生動物が現れるのも無関係ではありません。
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「里山」は何故「こしひかり」で作るの?
米には食用米と、酒造用の酒造好適米があります。
食用米でも日本酒は造れますが、「食べておいしい米で造った酒は美味しくない」のは蔵元の常識です。
しかし、「里山」は「こしひかり」100%で醸造しています。
それだけに、何故「こしひかり」で造っているのかとよく質問されます。
当初「畑の棚田」で酒造好適米の栽培をすることも考えました。
しかし当地では「こしひかり」しか栽培されていません。
酒造好適米は食用米に比べ収穫が一ヶ月ほど遅く、「こしひかり」が収穫された後は酒造好適米だけが取り残されます。
棚田の周辺は野生動物だらけですから、食べ尽くされ、棚田保全どころではないのです。
そこで「こしひかり」での日本酒造りの挑戦が始まったのです。
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食用米の酒は美味しくない?
「こしひかり」での酒造りは想像以上に難しく、当初満足できる味になりませんでした。
棚田保全に共感し、我慢して飲んでいただいたお客様もいたことでしょう。
しかし試行錯誤を重ね、酒造関係者から「どうしたら「こしひかり」でこんなに美味しいお酒が造れるの?」と質問されるようになりました。
ある年「銘酒「里山」に会えてよかった」とお手紙を頂きました。
そんな声に支えられ、20年間取り組み続けることができました。
試行錯誤を重ねた「里山」ですが、実は豊富な山清水、昼夜の寒暖差が大きい気候条件など優れた米を栽培する条件に恵まれた棚田の「こしひかり」だからこそ美味しい「里山」ができるのです。
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研鑽を重ねた醸造技術と製法
今回、酒造技術を駆使し4種の異なる「里山」を醸造しました。
更に棚田米を余すことなく使うため、なるべく精米しない低精白米での醸造にも挑戦しました。
「米は精米すればするほど良い酒ができる」のが常識とされています。
確かに低精白米ではクセのある味わいになりやすく、おいしいお酒を造るには工夫が必要です。
しかし貴重な棚田米を無駄にしたくないという当初からの思いを胸に低精白米の酒造りは試行錯誤を重ね、20年目にしてようやく完成しました。
飲んでいただいた板前さんは「あまり精米していないから正直期待していなかった、面白い!」と喜んでおられました。
「里山」の20年間に及ぶ試行錯誤と挑戦、様々な常識を乗り越えてできた20周年記念特別醸造酒を心行くまでお楽しみください。
商品説明
蔵元から販売を任せていただいている蔵直・正規取扱店、酒泉洞堀一。棚田百景のコシヒカリ「萩乃露 里山」20周年を記念して四種類の製法違い酒が発売。 その1は”四段仕込み” 甘口酒。おいしく炊きあがった”ご飯”のような”柔らかい甘味”がとても秀逸。香りも加わって飲み易い素晴らしい仕上がり
商品仕様
製品名: | 萩乃露 20周年記念酒 里山 棚田四景 その1 四段仕込純米酒 500ml |
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メーカー: | 福井弥平商店 |
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