やっぱり「鍋島」は「鍋島」自然体な酒。蔵元さんも!


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前回の「九州酒匠一座さんと同行の旅」の後、別れて一人で向かったのはここ

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佐賀県鹿島市にある富千代酒造 「鍋島」。 今回は「鍋島」の酒に隠された秘密でも探ってやろうか!という感じの訪問。

あの優しい自然体の旨みの理由を追求してみます。

今回は蔵元杜氏の飯盛さんはあいにく私用で蔵は不在。蔵人さんに蔵を案内していただきました。

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蔵の中は「甑倒し」も終わり、火入れもタンク1本を残し終わった状態。 これから冷蔵庫に入れるお酒が蔵の中に溢れかえっていました。

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やっぱり秘密はココか! 麹室を覗く。 大正時代に造られたそのままという室。もちろん手造りだけど、コレはという発見は無し。

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この小さなタンクで「鍋島」は生まれます。暖かいところだけに温度対策はバッチリ!? 特に冷房蔵というわけでなく。タンクにジャヶットが巻かれる程度でしたよ。

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続いて冷蔵庫を覗く、今年より冷蔵庫を増設したとかで、ほとんどが瓶貯蔵。「特別純米」以上は全て瓶貯蔵で、このへんはバッチリ!

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冷蔵庫の中には「斗瓶がありました! 大吟醸山田35が入っています。

後、写真は無いですが。酒を搾る機械「ヤブタ」は冷蔵庫に入っていました。 暖かいだけにこれは酒質に結構影響するようで、俗に言う「ヤブタ臭」などはカット出来るようでした。

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秘密のノートをパチリ。一つ一つの銘柄について、給水時間とか、いろんなデータが記入されているそうな。このへんの緻密さはさすが!


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使用する酒米。右から二つ目は「鍋島」そんな名前の米が本当あって。ここ数年、復活栽培し酒も発売になっています。

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ここ「鹿島」は酒蔵の町、いい水が出るようでかっては数十件の蔵が乱立したとか。現在でも5件の蔵が操業中。「鍋島」飲むと、水もよさそうですものね。

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ここ「鹿島」はあの!映画のロケ地ということです。

これで蔵訪問は終了。特にコレ!はという発見な無く、「鍋島」はやっぱり「飯盛さん」の個人像。そのものなんだな~というのが結論。

手作業で造る、人間くささがそのままあの酒質になっているんです。(今回案内していただいた蔵人さんの疲れきった表情が印象的。10月~3月までずっと作業が続いて、「その作業が大変なんですが?」と聞いても「全部!」という回答。 本当お疲れ様でした!)

この後、佐賀駅に向かい、飯盛さんとも合流し食事を供にしました。 

「鍋島」好調ですね~と話を向けても、偉ぶるわけでもなく、大きく見せようとするわけでもなく、自信なげの話に終始!「ウチはまだまだ」そんな話でこっちが励ますような始末!

でもそんな自然体な「鍋島」「飯盛さん」が好きだ~!!


「鍋島」
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