「貴」蔵元を囲む会 レポート ”いやしと米味”

 蔵元の会をしました!その報告です。

「貴」 蔵元を囲む会。日時 7月16() 会場 「酒房 海の蔵」 

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蔵元紹介(当日お配りした資料より)


「「貴」の製造する「永山本家酒造」は山口県宇部市車地。中国地方の幹線道路 国道二号線の近く、周りは水田に囲まれる。蔵の事務所は大正時代に役場に利用されていたという由緒ある建物。


蔵元は永山貴博さん 昭和50年生まれ。 高校卒業後、カナダに2年間留学。 その後蔵に戻り、東広島醸造試験場の聴講生として醸造を学ぶ。その時に学んだワインの知識がその後の造りに影響を与えたとのこと。 その時の同期には「日高見」「喜久酔」「三重錦」「白岳仙」など。


蔵に戻った後、自社田に「山田錦」を植え、また製造に携わり、数年後「杜氏」となる。


2001年夏に自分の思いのこもった銘柄「貴」を立ち上げる。(当店は2年目の秋よりのお付き合い)。今年は11年目の貴ということになります。


今の酒造りのテーマは「癒しと米味」・


2011年の今、人気銘柄に成長した「貴」・その味を今日は飲み尽くしましょう!」

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会場の「酒房 海の蔵」さんは焼酎ブームの頃からも日本酒をガッチリ応援していただいた。銘酒居酒屋さん。常に40種は日本酒が揃い、名古屋有数の品揃え。「貴」ともかれこれ5年のお付き合い。入口の冷蔵庫も迫力があります♪

料理も魚中心だけど、本当に日本酒が飲みたくなる味付け。正統派銘酒居酒屋さんだ~。

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お酒は8種類 この順番に味わいました♪

1.貴 山廃純米大吟醸 21BY 酸度1.7 日本酒度+2 使用米兵庫県産山田錦 ※非売品


2.貴 純米大吟醸 22BY 酸度1.5 日本酒+5 使用米 兵庫県産山田錦


3.貴 純米吟醸 雄町おりがらみ生原酒 20BY 酸度1.6 日本酒度+5 使用米 岡山県産雄町※非売品


4.貴 純米吟醸 山田錦 22BY 酸度1.6 日本酒度+4 使用米 自家栽培山田錦


5.貴 純米吟醸雄町 21BY 酸度1.8 日本酒度+6 使用米 岡山県産雄町


6.貴 夏活性にごり 22BY 酸度1.6 日本酒度+5 使用米 山口県産山田錦


7.貴 特別純60 22BY酸度1.4 日本酒度+5 使用米 麹)山田錦(山口・福岡) 麹)広島県産八反錦


8.貴 山廃純米山田錦19BY 日本酒度+5 酸度1.8 使用米 山田錦  ※非売品

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まずは蔵元挨拶よりスタート。 今の貴のテーマである「いやしと米味」について語る。

お米の味わいをしっかり出しつつ、飲み飽きずに後切れ良く何杯を飲める。そして”優しく”飲む度に癒される。そんな酒が貴。

そんなお酒を醸すに着目しているのは「酸。」この使い方が貴の優れたところ。

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最初の乾杯酒はこの「貴 山廃純米大吟醸 兵庫山田錦 21BY※未発売」 いつ出るだろうと、何年も前から発売が待たれる貴の最高峰酒(なる予定?)

あえて古来の手法「山廃仕込」で最高峰酒を造るのは、伝統文化への強いこだわりがある。

この味が最高!文句なく旨い!大吟醸らしい酸を排除した、香りとキレを中心にしたお酒ではなく、「酸」をしっかり使ったまさに「いやしと米味」 優しいそしてちゃんとお米の味がある。

このお酒は21BYですが、「やはり「兵庫山田錦」の真価は1年以上経ないと閉じた本当の味わいが出てこない」と貴さん。このお酒飲むとその話は本当理解出来る!

このお酒はいつかは商品化になるらしい。もう充分旨いから 出してよ~♪

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お酒の解説もそこそこにお客様のテーブルに座る貴さん。 全てのテーブルに均等にじっくり廻り、参加者と話されている姿が印象的。 これはなかなか出来ることじゃないな!。きっとそんな姿勢が今の「貴」を造ったんだね!

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非売酒その2

3.貴 純米吟醸 雄町おりがらみ生原酒 20BY  最初の年の「雄町おりがらみ」 先日、冷蔵庫の奥から発見された?!とのことで持参いただく。

「おりがらみ」って自分の持論でもあるけど生きている要素が入っているから長寿!これ生熟感が全くなく本当に美味しい! ガス感もまだしっかり(というか挨拶中に栓が飛んだしヾ(ーー )

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この会でやはり「美味しい」ってその味わいを再確認したのが

5.貴 純米吟醸雄町 21BY 酸度1.8 日本酒度+6 使用米 岡山県産雄町

この雄町造りには貴さん独特の持論がある。「柔らかく濃い味」になりやすい雄町。今流行りの製造方法を給水を少なくしてシャープな味わいに仕上げるとのことだけど、貴はあえて「山田錦」と同じ給水量で「雄町」の持つ味わいをしっかり表現している。

しかし、それでは味わいが重くなるので酸度を「山田錦」より上げてキレ良く仕上げているという。

その方法は「速醸もと」と「山廃もと」を二つ立ててブレンド!

あらためて飲むとこの「雄町」って、確かにしっかり南国フルーツ!「雄町」の味わいが出ている。最近飲む雄町にはこの味わいってあんまりなかったな~。

そこで思い出したのが9年前の扱い開始の時、初めてサンプルで飲んだのがこのお酒で「旨い」って即、取引きをお願いしたっけ。 「
俺が好きなのはこの貴だ~」
って激しく確認。この意見には参加されていたHさん(何年も貴を買い続ける本当の貴ファン)も同意! そうだよ~ね~(≧∇≦)b OK

貴ラベル

その後は「夏純米」は”夏といえばスパーク”でしょう” 

「特別純米」は”定番酒だからお茶を飲むように飲んでください”とのコメント←ヾ(- -;)本当かよ~

「特別純米」ってやっぱり好きだな~。貴のシリーズは全てそうだと思うけど食事と合わせると「お酒」と「食事」が拮抗して味わえる。 


流行のお酒はお酒のほうが強く、世間一般で言われる食中酒はお酒の印象が一歩引いているけど。貴はその中間。食事と真っ向からぶつかっていく本当の食中酒なんじゃないかな~?って思った。

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会は名駅と豊田に合わせて6店舗展開する飲食店グループ「ファスタ」の河村専務さんに一本〆で締めてもらう。名駅の店舗「ひとはし」さんで今度「蔵元を囲む会」開催するのでその視察も兼ねて参加。

その後、は撮影会、サイン会!?

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まずは「海の蔵」の大将と貴さん。

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Tシャツにサインしてくれ~という人も、いや~この人気もの!

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会場の外でお見送り~♪ お疲れ様でした~。

おまけ1
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会の前に金山駅前 「黒亀」さんでランチ。 「大名古屋重」という名古屋料理を少しづつ味わえる3段重ね!の重を食す。 手羽先、味噌カツ、ひつまぶし、どて煮、エビふりゃ

それにしてもエビ長過ぎ~。

ここでももちろん貴も飲めますし!貴好きな店員さんもいます!

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2件目に「貝料理 杉むら」さんの女将と貝について話に花が咲く。

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3件目は「日本酒BAR 酒炉の間」に。 たまたま?あった武将の被り物を被る。似合いすぎだろ~

当店「貴」紹介ページはこちら


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造り手の想いがこもる珠玉の酒が集う
日本酒、ナチュラルワイン、国産ワイン、梅酒、焼酎。名古屋市西区枇杷島に「Shusendo本店」 地下鉄伏見駅伏見地下街に「Shusendo Mini」の2店舗を展開中。 通販・ネットショッピングにも対応。
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この記事を書いた人

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