
澤屋まつもと(さわやまつもと)
松本酒造 京都市伏見区
蔵元と杜氏を兼ねる、松本日出彦さんにお話しを聞きました。松本酒造 京都市伏見区
麹米はこの笊で手洗い。そして木の半切りで吸水。
「しっかり手で洗って、手で感じて、どうするか決める。ここでお酒の8割が決まるんです。」
「数字と感覚。その両方が大事」
「必要以上には手を掛けない造りを心がけています。
「引き算」の造り。いい水と原料米があるので、無駄を省いてシンプルに造っています。いい蒸し米を求めて蒸籠のような木製甑を使う。吸水を押さえた蒸気米を造るんだそうです。

■「酒母」 デリシャスで食事に寄り添う香り ■少量仕込・低温長期発酵で吟醸造り。
冷蔵庫内に収まった搾り機「ヤブタ」 常に冷蔵されているので、板も白いまま!クリアな環境。
板は搾り機関は一度も洗浄しない。それもこだわりで、製造計画にて常に酒とアルコールが浸されている状況にすることで衛生を保つ。白も高い(高精白のお酒)が多いので目が詰まることもない。
また、洗浄すると搾り上がったお酒が薄まるような感じになるんだという。なるほど。

搾られたお酒は搾り室の横に添えられた「上げタンク」へ。最短距離でホースは真っ直ぐに伸ばされている。
最小限のストレスでこのタンクに入り、しっかり上部までお酒を入れて酸化しない状態で、約2週間くらい生酒で貯蔵。
味ノリがピークに達したところを見計らって、こちらで「守破離」以上のお酒は瓶火入れされる。そしてその後急冷され。瓶のまま冷蔵貯蔵庫に入る。
お酒は全て原酒そのまま、搾ってからは手を加えない。
実は原酒の度数も決まってなく、その年のお米のコンディションで決まってくるんだとか(なるほど)

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